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暖かい季節になると巣の周辺を活発に飛び回るスズメバチですが、冬の間はどうしているのでしょうか?
4月~6月頃に女王蜂が巣を作り始め、7月~8月を過ぎる頃には働き蜂が活発に活動している姿を見かけます。しかし、夏が過ぎて寒くなる季節になると、スズメバチの姿を見かけることはほとんどありません。一体、冬の間スズメバチはどこで何をしているのでしょうか?
この記事では、スズメバチの冬の過ごし方や、何度以下で活動できなくなるのかを詳しく解説していきます。
スズメバチの活動は主に4月~11月の春から秋にかけて活発で、冬の間はスズメバチの姿をほとんど見かけません。では、スズメバチは登記をどのように過ごしているのでしょうか。
実は、冬を越せるのは新たに誕生した女王蜂のみで、働き蜂やオス蜂は冬までに死んでしまいます。新しい女王蜂は冬眠のために、朽ちた木の中や土の中など、人目がつかず寒さをしのげる場所を選んで冬眠します。この冬眠期間中、女王蜂はほとんど動かず体内に蓄えた脂肪をエネルギー源として春の訪れを待ちます。
春になると、冬眠から目覚めた女王蜂は新たな巣作りを始め、再びスズメバチの活動が活発化します。
スズメバチの活動は気温に大きく左右されています。一般的に、気温が18度以上になると活動を始め、25度から30度の間で最も活発になるとされています。しかし、寒さに弱いスズメバチは、気温が15度を下回ると活動が鈍くなり、10度以下ではほとんど動けなくなってしまいます。
このため、スズメバチの活動時期は春から夏の間が最も活発であり、秋頃まで活動を続けます。気温が低下し動けなくなる秋から冬にかけては、働き蜂やオス蜂は寿命を迎え、女王蜂のみが冬眠して越冬します。
地域によっては、気温の変化によりスズメバチの活動期間が異なる場合があります。 例えば、北海道や東北地方などの寒冷地では、活動時期が短くなる傾向にあります。
スズメバチの巣の駆除を検討するタイミングとして、女王蜂が冬眠している間を狙うのは、適切と言えるでしょう。なぜなら、働き蜂やオス蜂は寒さとともに生涯を終え、女王蜂は倒木や朽木、土の中などの自然環境で冬眠するため、巣がもぬけの殻状態となるためです。寒い時期に巣の中に女王蜂が残っている可能性は低いとされています。
ただし、アシナガバチなどの一部の種類の蜂は、空の状態になったスズメバチの巣を冬眠場所として利用することがあります。そのため、冬眠時期を狙って巣の駆除を行う場合でも、他の蜂が冬眠している可能性を考慮して、慎重に作業を進める必要があります。また、冬季であっても暖かい日が続くと、蜂が活動を再開する可能性があるため、駆除は早めに行うことが望ましいです。
駆除を行う際は、防護服や長袖・長ズボン・手袋・顔を覆えるマスクやゴーグルなどで肌の露出を防ぎましょう。しかし、高所や手の届きにくい場所に巣がある場合は、安全のために専門の駆除業者に依頼することを推奨します。
スズメバチの巣を自力で駆除する場合は、以下の3つの手順に従って慎重に進めてください。以下の手順を踏むことで、安全かつ効果的にスズメバチの巣を駆除することが可能です。しかし、スズメバチの蜂の巣駆除は特に危険な作業であるため、専門の駆除業者に依頼することも検討しましょう。
まずは、適切な装備と道具を揃えることが必要不可欠です。
防護服は白色のものが望ましく、手袋や長靴も着用して肌の露出を最小限に抑えます。また、スプレータイプのピレスロイド系殺虫剤を2~3本、巣を切り離すためのノコギリや枝切りバサミ、巣を収納するためのビニール袋、そして作業時の照明として懐中電灯を用意します。懐中電灯の光はスズメバチを刺激する可能性があるため、赤いセロファンを被せて光を和らげましょう。
駆除作業は、スズメバチの活動が鈍くなる日没後の2~3時間後に行います。防護服を着用し、巣から約2~3メートル離れた位置から、巣の表面全体に向けて殺虫剤を噴射します。 この際、巣からスズメバチが飛び出してくることがありますが、怯まずに噴射を続けることが大切です。巣の入り口付近にも十分に殺虫剤を行き渡らせ、内部のスズメバチを確実に駆除します。スプレーの噴射は、スズメバチの動きが完全に止まるまで行い続けます。
スズメバチの活動が確認できなくなったら、巣の撤去作業に移ります。
長い棒やノコギリを使用して巣を切り離し、下に広げたビニール袋や虫取り網で受け止めます。 巣を袋に入れた後は、口をしっかりと閉じ、自治体のゴミ出しルールに従って処分します。
なお、駆除後も「戻りバチ」と呼ばれる巣に戻ってくるスズメバチがいる可能性があるため、巣があった場所やその周辺に殺虫剤を散布し、再度の巣作りを防ぐ対策を講じる必要があります。巣の破片が残っていた場合も戻りバチの原因となるため、隅々まで徹底して処分しましょう。
今回は、スズメバチの冬の過ごし方や、何度以下で活動できなくなるのかを解説してきました。
スズメバチは4月~11月の春から秋にかけて活動し、冬は新たに誕生した女王蜂のみが冬眠して越冬します。働き蜂やオス蜂は冬を越すことができず死んでしまいます。また、気温が15度を下回ると活動が鈍くなり、10度以下になるとほとんど動けなくなります。
冬眠中の巣の駆除は巣が空である可能性が高いですが、他の蜂が利用していることもあるため注意が必要です。状況によっては危険性が高いため、業者の利用も検討してください。
駆除の際は防護服や殺虫剤を準備し、夜間に作業を行いましょう。巣の撤去後は「戻りバチ」を防ぐため、周囲に殺虫剤を散布し、巣の破片を確実に処分しましょう。
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