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ふと軒下やベランダの隅に目をやると、小さな蜂の巣が作りかけになっている。でも周囲を見ても蜂の姿は全然見当たらない…。このような状況に戸惑った経験はありませんか?
このまま放置しても大丈夫なものなのか、それとも早急に対処すべきなのか、よく分からず悩んでしまう方も多いと思います。
そこでこの記事では、作りかけの蜂の巣に蜂がいない理由や対処法について詳しく解説していきます。駆除の手順や注意点なども紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
蜂の巣が作りかけの状態で蜂の姿が見られない場合、その多くは女王蜂が単独で巣作りを始めた初期段階です。
春先(3~5月)になると、冬眠から目覚めた女王蜂が新たな集落を築こうと、一匹で巣作りに取り掛かります。この段階では働き蜂はまだ産まれていないため、巣の中には幼虫と女王蜂のみであり、外に蜂が飛び交うことはほとんどありません。
このような初期段階にもかかわらず、蜂の姿が見られない理由としては、女王蜂が天敵に襲われてしまい、巣の建築が中断されて蜂が見当たらない、巣を作ってみたものの環境(雨や日当たり)が気に入らなかった、などが考えられます。
次節では、こうした状況での対処法について具体的にご紹介します。
作りかけの蜂の巣を見つけたとき、「蜂が見当たらないし、このまま様子を見てもいいのでは?」と考える方も多いかもしれません。しかし、結論から言えば、作りかけであっても早めに駆除したほうが安全です。
まず、蜂の巣が作り始められたということは、そこに女王蜂が新たな集落を築こうとしている証です。最初は目立たない小さな巣でも、数週間以内に働き蜂が生まれて群れが増え、どんどんと大きくなる可能性があります。特に夏場には蜂の活動が活発になるため、被害を受けるリスクが高まります。
また、見落としがちなのが「蜂が戻って来ること」です。巣に蜂がいないように見えても、蜂が一時的に巣から離れていただけであり、数日後には再び巣作りを再開するケースもあります。
蜂の姿が見えなくても油断は禁物です。将来的なリスクを避けるためにも、作りかけの巣は見つけ次第速やかに駆除することをおすすめします。
作りかけの巣を見つけた際は、そのまま放置するのではなく、速やかに駆除する必要があります。以下では、作りかけの蜂の巣を駆除する際の手順と注意点について紹介します。
駆除に最適な時間帯は、日没から2~3時間後です。この時間帯になると蜂は巣に戻って休んでいるため、蜂がいる場合は夜間が最適です。蜂を刺激しないために、赤いセロファンを装着した懐中電灯で巣の位置を確認しておきます。全身を覆えて隙間のない防護服・厚手の服や軍手・長靴・帽子などを揃え、安全に駆除ができる装備を整えましょう。
巣から2~3m離れ、風上からスプレー式の蜂用スプレーを巣の表面に2~3分ほど噴射し続けます。巣内に蜂がいる可能性を考慮して、入り口からもしっかりと噴射し、中までスプレーを行き届けましょう。惜しまず噴射し続けることが大切です。
蜂の動きが止まったら長い棒やヘラで巣を落とし、ビニール袋に回収します。袋の中にもう一度スプレーをして密閉し、燃えるゴミとして廃棄します。
蜂の巣駆除における注意点は、命に関わる重要なものばかりです。自力で駆除することの危険性を理解し、以下のことを守りましょう。
まず、駆除は日没後から夜間にかけて行うことが推奨されています。これは蜂が巣に戻っており、攻撃を受けるリスクが大幅に下がるためです。
次に、服装と準備にも細心の注意が必要です。蜂を刺激しない白や淡い色の防護服を着用し、肌の露出を完全に無くします。さらに、厚手の手袋や長靴なども用意しておきましょう。また、懐中電灯には赤いセロファンを付け、蜂を刺激しないようにしましょう。
駆除作業中は、振動や大きな音を伴う行動は避けましょう。蜂は振動や騒音を察知すると、攻撃的になる恐れがあります。
駆除後に注意すべき点は、蜂の死体や幼虫、巣の残骸との接触です。死んだ鉢でも針が残っていれば、反射的に刺してくることがあり非常に危険です。素手で触るのではなく、ほうきやちりとりで丁寧に集め、殺虫スプレーを噴射したゴミ袋に入れて処分しましょう。
最後に「戻り蜂」の存在も忘れてはいけません。駆除後に巣の残骸や跡が残っていると、再び巣を作られる可能性があります。そのため、巣跡に再度殺虫スプレーや忌避剤を噴射しておくことが大切です。
今回は、作りかけの蜂の巣に蜂がいない理由や対処法について解説してきました。
作りかけの巣に蜂がいない場合の多くは、女王蜂が一時的に離れているか、すでに巣作りを放棄した可能性が考えられます。蜂がいないからといって放置していると再び戻ってくることもあるため、見つけ次第早めに駆除することをおすすめしています。
駆除は日没後の夜間に行い、防護服などを着用して身の安全を確保しましょう。作業後は戻り蜂を防ぐために、巣跡に殺虫剤や忌避剤を散布しておきましょう。
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