蜂の巣を駆除する際のベストなタイミングはいつ?

自宅の庭やその周辺にいつの間にか作られている蜂の巣。すぐに駆除したいところですが、素人が何気なく駆除をするのは大変危険です。

実は蜂の巣の駆除には、安全に駆除できるタイミングがあり、自力で駆除を行う場合は、そのタイミングを狙う必要があります。

この記事では、蜂の巣を駆除する際のベストなタイミングをご紹介します。その他にも、蜂の種類や巣の特徴、蜂の巣駆除の際に気をつけることなどをご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

蜂の巣を駆除する際、いつがベストタイミング?

蜂の巣を駆除するベストタイミングは、蜂の活動が最も少ない「季節」と「時間帯」になります。

まず、季節としては春から初夏にかけての 4月~6月 が駆除に最適な時期です。この時期の巣はまだ小さく、働き蜂の数も少ないため駆除がしやすいです。一方、7月~9月になると蜂の活動がピークに達します。蜂の巣は大きくなり、働き蜂の数も大量に増え、攻撃性も高まる大変危険な時期です。

次に時間帯になります。蜂の駆除に最適な時間は 日没して2~3時間後 です。多くの蜂は昼に活動し、夜間は蜂の巣内に戻って休憩しています。この時間帯を狙うことで、巣内にいる蜂を一斉に駆除することができます。また、休憩していた蜂は動きが鈍くなるので、安全に駆除できます。

蜂の種類や巣の大きさについて

続いては、スズメバチ・ミツバチ・アシナガバチそれぞれの巣の大きさや特徴を見ていきましょう。
巣の特徴を知ることで、 自宅にどの蜂がいて危険なのかどうか判断することができますよ。

スズメバチの巣の大きさや特徴

スズメバチの巣の大きさは、直径約50~60cm になることが多いですが、時には1mを超える大きさになることもあります。巣の形はボール状で、見た目は紙のような素材でできた層が何重にも重なった マーブル模様 のようになっています。
スズメバチの巣は、スズメバチが集めた木くずと唾液を混ぜて作られており、かなり頑丈な作りになっています。巣を作られる場所としては、木や軒下などが多いです。巣の底付近には巣穴が1つ空いており、働き蜂が常に監視できるようになっています。

スズメバチ本体の特徴として有名なのが、攻撃性が高いということです。巣に近づいたり攻撃を与えると、集団で攻撃してくる危険な蜂です。また、スズメバチは一度刺しても針がちぎれないため、何度も繰り返し刺してきます。毒性も強いため、十分に気をつけなければいけない種類の蜂になります。

ミツバチの巣の大きさや特徴

ミツバチの巣の大きさは、直径約30~50cm になります。人工的な巣箱で飼育されている場合は、巣箱の大きさに合わせて広がります。ミツバチの巣は、他の蜂の巣と比べると独特で、規則正しい六角形が並んだ 「ハニカム構造」 になっています。このハニカム構造は、無駄なくスペースを使うことができ、巣全体が衝撃に強いという特徴があります。巣を作る場所としては、床下や屋根裏などの人目につかない場所を好む傾向にあります。

ミツバチは穏やかな性格で、人間に対して攻撃的ではないため、スズメバチほど危険視する必要はありません。また、ミツバチは一度刺すと針がちぎれて死んでしまいます。そのため、巣を守る時以外は攻撃してくることはありません。
刺された時は要注意です。毒性は弱いですが、ミツバチの毒には仲間を呼び寄せる匂いがあります。そのため、少しすると集団で襲いにくることがあるので、注意しましょう。

アシナガバチの巣の大きさや特徴

ミツバチの巣の大きさは、他の蜂と比較すると小さめで、直径約10~15cm ほどの大きさです。シャワーヘッドやお椀を逆さにしたような形状をしており、六角形の巣穴がむき出しになった開放的な構造が特徴です。アシナガバチの巣はスズメバチ同様に、木や軒下などの比較的目につきやすい場所に作ります。

アシナガバチの特徴は、その名の通り長い足です。だらんと足を伸ばしたように飛んでいるので、わかりやすいです。
アシナガバチはスズメバチと比べると、攻撃性が低いです。自分から近づいたり攻撃しない限りは、襲ってくることはあまりないでしょう。毒性はさほど強くありませんが、針がとても強力で刺された時の痛みは非常に強いです。人によってはスズメバチ以上の痛さを感じることもあるようです。

蜂の巣を駆除する際に注意するべきこと

自力で蜂の巣を駆除する際は、いくつか注意するべきことがあります。

まずは、蜂の種類を特定することが大切です。スズメバチ・ミツバチ・アシナガバチなど、それぞれの蜂に異なる性質や攻撃性があるので、蜂によって対応が変化します。特にスズメバチは攻撃性が高く、巣に近づくだけで集団攻撃をしてくることもあるため、注意が必要です。

続いては、今回ご紹介した適切なタイミングで駆除するということです。「蜂の巣ができていることに気づかなかった」ということもあるでしょう。その時に、『危ないから早く駆除しなくては…!』と、タイミングを守らずに急いで駆除をするのは大変危険です。駆除に適切な季節である4月~6月を過ぎると、働き蜂が大量に生まれています。蜂の巣も大きくなってしまっているので、パッと取り除くのは難しいです。このような場合は、自力での駆除は諦めてプロに頼りましょう。

駆除を行う際には、適切な服装を用意しましょう。長袖・長ズボン・手袋・帽子、そして可能であれば防護ネットを使用し、露出部分をできるだけ少なくしてください。

まとめ

今回は、蜂の巣を駆除する際のベストなタイミングをご紹介しました。

蜂の巣を駆除するベストタイミングは、蜂の活動が最も少ない「季節」と「時間帯」です。
巣の駆除にベストな季節は、蜂の活動が活発になる前で、春から初夏の4月~6月になります。巣が小さく、働き蜂の数も少ないため、安全です。そして、駆除をするベストな時間帯は、日没後2~3時間後です。働き蜂が巣に戻り休憩しているため、安全かつ一斉に駆除することが可能です。

このタイミングを逃してしまった場合に、自力で駆除するのは大変危険ですので、プロの業者に依頼することをおすすめします。依頼の際には口コミや評判を参考にし、実績のある業者を選ぶようにしてください。

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