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ウッドデッキは、家族でバーベキューを楽しんだり、ゆっくりとくつろいだり、憩いの時間を過ごすのに最適な空間です。しかし、雨風をしのげるウッドデッキの床下は、蜂にとって巣を作るのに最適な場所なので、知らない間に蜂の巣が作られていることがあります。
蜂は刺される危険性があるだけでなく、駆除をするのも大変です。
知らない間に蜂の巣ができて、刺されてしまった…
こんなことは避けたいですよね。
そこでここでは、ウッドデッキの床下に蜂の巣を作らせないための4つの対策をご紹介します。
あなたの家のウッドデッキを蜂から守る予防ができるので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはじめに、ウッドデッキの床下に蜂の巣を作らせないための4つの対策をご紹介します。
蜂の嫌がる臭いを利用するのは効果的な対策の一つです。
具体的な物は、木酢液・ハッカ油・クレオソートです。
木酢液は、天然素材由来の防虫効果があり、蜂の巣対策にもよく用いられています。木酢液を染み込ませた布をウッドデッキの下に置く・塗る・吹きかけることで、蜂を寄せ付けにくくします。ハッカ油も同様の方法です。
クレオソートは、強い匂いを発するため蜂よけに有効ですが、人間にも影響を及ぼすので注意して下さい。
ウッドデッキの蜂の巣が作られそうな部分に、スプレーを吹きかけることで、蜂が近づきにくくなり巣作りを抑制することができます。スプレーは、蜂に対して高い殺虫効果を持ち、即効性のある「合成ピレスロイド系」という成分が含まれるものがおすすめです。ホームセンターなどで販売されている「蜂の巣駆除スプレー」や「蜂よけスプレー」など蜂用のスプレーにこの成分が含まれています。
スプレーの効果はだんだんと弱まっていくので、定期的に吹きかけるようにしましょう。
防虫ネットをかけるのも有効な手段です。
ウッドデッキの横や隙間に防虫ネットを設置することで、蜂が床下に入り込むのを物理的に防ぐことができます。目の細かい防虫ネットであれば、小さい蜂の侵入も防ぐことができますよ。
雨風にさらされる場所ですので、丈夫な素材の防虫ネットをかけるようにしましょう。
ウッドデッキに定期的に水をかけるという対策方法もあります。
蜂は湿気や水に濡れるのを嫌います。そのため、巣を作る場所に水で濡れた場所は選びません。定期的にウッドデッキを水で濡らすことで、蜂が巣を作るのを予防することができます。
道具を必要としないため簡単に対策ができます。とりあえず何か対策をしておきたい、という方におすすめです。
ただし、持続性はありませんので、週に2~3回程度の水かけを忘れないようにしましょう。また、水のかけ過ぎでウッドデッキが腐食しないようにご注意下さい。
ハチの巣を発見したら、発見したタイミングで対応しましょう。
周囲の安全確保
巣の周辺から子供やペットなどを遠ざけて、安全な場所に避難させましょう。
巣の状況を把握
十分に安全な距離から巣の大きさや蜂の種類、女王蜂の存在や働き蜂の存在を確認しましょう。巣が作り始めで、働き蜂がいない場合は自分での駆除に移ります。
駆除の準備
防護服を持っていない方は、長袖・長ズボンの上にカッパを着用するなど肌を露出しないようにして下さい。フードをかぶって首にタオルを巻く、手袋をするなど頭部や手の露出にも注意して下さい。蜂用の殺虫スプレーも用意します。
駆除
蜂の巣付近からスプレーを噴射します。女王蜂が巣の中にいる場合は、巣から出てくるまで噴射し続けます。
女王蜂の動きが止まったのを確認後、巣を取り除きます。
自分で駆除するのが困難な場合は無理をせず、プロの業者に依頼しましょう。
結論から言うと、ハチの巣の自然消滅は期待できません。
蜂の種類や状況によって異なりますが、多くの場合、巣は放置すれば大きくなり、さらに危険な状況になる可能性があります。
そして、蜂がいなくなり空になったハチの巣を放置しておくのもおすすめできません。
新たな蜂の巣の材料として利用される・他の害獣の住み家になる可能性があるからです。
蜂の種類によりますが、一度利用した古巣を再利用することはないので、新たに住み着く危険性はありません。しかし、新たな蜂の巣を作るための材料として蜂がやってくる場合があります。また、ネズミなどの害獣が住みつく可能性があります。
ハチの巣駆除は、安全を第一に考えることが大切です。プロに依頼すべきハチの巣駆除の条件は以下の通りです。
・白色を中心とした防護服・長靴・ゴム手袋・ゴーグル・マスクなどを着用します。
・周囲に人やペットがいないか安全確認をします。
・床下は暗いのでライトを用意します。(蜂が反応しない赤色のライト)
・蜂の出入りを確認したり、羽音を聞いたりして、蜂の活発さを確認します。
・巣の大きさから、蜂の種類や個体数を推定します。
・巣の場所を確認したら、十分な殺虫剤や駆除剤を使って蜂を駆除します。
・蜂が巣穴から出てくる様子がないか、しばらくの間様子を観察し、必要に応じて駆除剤を追加で噴射します。
・蜂が完全に駆除されたことを確認してから、巣の撤去作業に入ります。
・巣が大きい場合はノコギリなどで切り離し、袋に入れて密封します。
・蜂の死骸を、ほうきやちりとりを使って処理します。
蜂の巣を自力で駆除する際に潜むリスクは多く非常に危険です。どのようなリスクがあるのか解説します。
蜂に刺されると、痛みや腫れ、かゆみなどの症状が現れます。過去に蜂に刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックと呼ばれる重篤なアレルギー反応を引き起こし命に関わることもあります。特に、スズメバチは毒性が強く危険で、毎年20〜40人前後の死亡が報告されています。
駆除の方法を誤ると、蜂を刺激してしまいます。巣を直接叩いたり揺する、熱湯をかけるなど誤った駆除をすると、蜂を怒らせ、周囲に被害を拡大してしまう恐れがあります。
駆除後に巣の一部が残っていたり、幼虫がまだ生存していたりするなど、適切に処理をしないと再び蜂が戻ってくる「戻り蜂」が発生する可能性があります。
今回は、ウッドデッキの床下に蜂の巣を作らせないようにするための4つの対策についてご紹介しました。家の周りや、ウッドデッキの近くに蜂がいないか定期的に観察し、きちんと対策をすることで蜂の巣を作られる可能性を低くすることができます。
それでも巣を作られて、自力の駆除が困難な場合は、安全性を考慮してプロに駆除を任せましょう。
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