エアコンに蜂の巣ができる原因や予防策について

2024年9月11日

エアコンの室外機の周りにを蜂が飛んでいると思ったら、室外機に蜂の巣を作られていた…
このような事態に悩まされてはいませんか？
なぜエアコンの室外機に蜂の巣を作るのでしょうか？それは、蜂にとって住みやすい環境が整っているからです。

この記事では、エアコンに蜂の巣ができる原因や予防策について詳しく解説しています。
最後まで読んでいただくことで、効果的な予防策を知ることができますよ。

エアコンに蜂の巣ができる原因とは？

蜂の巣ができやすい環境の特徴

エアコンに蜂の巣ができる原因の一つは、蜂が巣を作る環境に最適だからです。蜂は巣を作る際に、雨を防げる場所や風通しの良い場所、安全で隠れやすい場所などを好みます。また、気温が一定で湿度が適度な場所にも作りやすいです。

エアコンの室外機や配管周りは、屋外でも雨風を防げる比較的静かな場所として適しているため、巣作りに選ばれやすいです。また、エアコン周辺が植物や草木に覆われている場合、蜂が餌場として認識することもあり、巣作りを促す要因になります。

蜂の侵入経路の確認手順

蜂がエアコンに侵入する経路は、意外と多いです。配管カバーの隙間・排水ホース・通気口などが蜂の侵入経路として利用されることがあります。これらの場所に隙間がある場合、蜂は巣作りのために入り込む可能性があります。

侵入経路を確認する際は、まずエアコンの室外機周辺を調べ、配管の隙間や排水ホースがしっかりと密閉されているかを確認しましょう。配管や排水ホースにカバーがついていない場合は、蜂の侵入を防ぐために専用のカバーを設置するのも良いでしょう。

アシナガバチやスズメバチの習性とエアコンとの関係

アシナガバチやスズメバチが、エアコンの室外機に巣を作りやすいのですが、その理由は習性にあります。

アシナガバチは、おとなしい性格で比較的静かな場所に巣を作ります。雨をしのぐことができ、風通しも良く、外敵からも守られるエアコンの室外機や配管の近くは、アシナガバチにとって理想的で好まれる場所なので、巣を作られやすいです。一方のスズメバチは、攻撃的な性格で知られる危険な蜂です。スズメバチは群れで行動し、エサを求めて飛び回るため、エアコンの室外機がその活動の範囲内になると巣が作られる可能性があります。

どちらの蜂も、活動が活発になる夏場は特に注意が必要です。
室外機の設置場所によっては、蜂の巣ができやすい環境が生まれるため、適切な予防をしておきましょう。

エアコンを蜂の巣から守るための予防策

エアコンの室外機に蜂の巣を作るのを防ぐために、防虫ネットを設置するのは非常に効果的です。防虫ネットは、室外機の通気性を確保しつつ、蜂や他の虫が侵入するのを防ぐ役割を果たします。

設置方法としては、まず室外機の外部をきれいに清掃します。その後、ご自宅の室外機に合うサイズの防虫ネットを用意し、固定具やテープなどでしっかりと固定します。その際に、風でネットが外れたり隙間ができないように設置しましょう。設置後は、ネットが外れたり破れたりしていないか定期的に確認することが大切です。

効果としては、蜂だけでなく、他の小さな虫やゴミが室外機内部に入るのも防げるため、故障のリスクを減らすことができます。また、防虫ネットの網目は細かすぎるものを選ぶと、空気の排出が難しくなり故障につながるので、蜂は通れないけれど、空気は排出できる1.5cm〜2cm程度の網目の防虫ネットを選びましょう。

定期的な点検と周囲の環境管理の重要性

蜂がエアコンの室外機に巣を作るのを防ぐためには、定期的な点検と周囲の環境管理も欠かせません。特に春から夏にかけては蜂が巣を作りやすい時期であり、この期間中は特に注意が必要です。自宅周辺や室外機周辺を蜂が飛び交っている場合は、早めに対策をしましょう。

周囲の環境管理としては、蜂が好む植物を避けたり、エアコンの室外機周辺を清潔に保つことが効果的です。近くに生ゴミを置いていると餌を求めて蜂が寄ってきやすくなるので、撤去しましょう。また、蜂の嫌がる臭いである木酢液・ハッカ油などを、スプレーで周辺に吹きかけることで予防が期待できます。

定期的に点検し予防を行うことで、蜂の侵入リスクを大幅に減らし、安全にエアコンを利用できます。

蜂の巣によるエアコン故障とその影響

故障のサインと対応策

蜂の巣によるエアコンの故障にはいくつかの兆候があります。例えば、冷暖房の効きが悪くなった場合です。蜂の巣が成長して大きくなると、冷媒（熱を温度の低い所から高い所へ移動させるために使用される流体）の流れが妨げられ、エアコンの冷暖房能力が著しく低下するため、効きが悪くなったように感じます。また、エアコンから異音が発生した場合は、蜂の巣が配管周りに詰まってしまっている可能性があります。

室外機内に蜂の巣があるのを見つけた場合は、蜂の巣駆除の専門業者に依頼して蜂の巣を安全に除去してもらいましょう。その後、エアコンの動作確認を行いますが、異常が見られた場合は早めにエアコンの修理を依頼することをおすすめします。

異常を放置し、大切な部品などが故障してしまうと修理費用が高くなるので早めに対応しましょう。

修理にかかる費用と修理業者の選び方

エアコンの故障修理にかかる費用は、故障の程度や必要な部品交換によって異なります。
蜂の巣が原因での故障で、軽度な詰まりやクリーニングで済む場合、数千円から1万円程度で済むことが多いですが、部品の交換が必要な場合は2万〜5万円以上かかることもあります。

修理業者を選ぶ際は、信頼性と経験が豊富な業者を選ぶようにしましょう。口コミや評判を調べることで、適正な価格できちんと修理をしているか確認できます。また、保証内容やアフターサポートがしっかりしている業者を選ぶことで、修理後も安心して使用できます。

まとめ

今回は、エアコンに蜂の巣ができる原因や予防策について解説しました。
エアコンの室外機は蜂にとって、巣作りに最適な環境なので、予防をしていないと巣を作られやすいです。予防策としてご紹介した防虫ネットは、非常に効果的です。費用もそれほどかからないのでコスパの良い対策と言えます。

また、室外機の蜂の巣駆除は少し特殊です。殺虫スプレーなどは、室外機が壊れる可能性があるため直接吹きかけてはいけません。不安な場合は、蜂の巣駆除の専門業者に依頼して蜂の巣を安全に除去してもらいましょう。

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