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スズメバチは日本において多様な種類が生息しており、それぞれに異なる特徴があります。
スズメバチの種類には、攻撃性が高く非常に危険な種類もいれば、比較的おとなしめの種類もいます。例えば、攻撃性が高く危険な蜂として有名なのは、オオスズメバチが挙げられるでしょう。このような危険な種類を避けるためには、スズメバチの大きさ・色・巣の形など、それぞれの種類の特徴を知ることが重要になります。
この記事では、そんなスズメバチの種類や見分け方などをご紹介します。各スズメバチの特性や巣の形状の違いなどを踏まえて解説していきますので、ぜひ最後まで読んで危険な種類を見分けるスキルを身につけてください。
スズメバチの種類は主に、キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・モンスズメバチ・ヒメスズメバチ・オオスズメバチの5種類に分けられます。どの種類のスズメバチが危険で、どのような特徴を持っているのか詳しく見ていきましょう。
キイロスズメバチは、都市部でもよく見られる身近なスズメバチです。
名前にある通り黄色が目立つ体色をしており、腹部は黄色と黒のしま模様をしています。大きさは、スズメバチの中では小型な部類に入ります。見た目や大きさはアシナガバチに似ているため「あまり危険ではないのでは?」と思うかもしれませんが、警戒心や攻撃性は大きく異なります。
キイロスズメバチは小型ながらもスズメバチの中で攻撃性が高い危険な部類に入り、危険を感じると巣や仲間を守るために集団で襲撃する傾向があります。振動や音にも敏感で、近くで物音や振動が発生しただけで威嚇行動をとることもある危険な種類です。
キイロスズメバチの巣は、家の軒下や屋根裏など雨風をしのげる場所に作られることが多いです。巣の形は丸に似た楕円のような形で茶色がかったマーブル模様をしています。
巣の成長速度が特徴的で、他のスズメバチよりも短期間で非常に大きくなり、1メートル以上になることもあります。
コガタスズメバチは、日本全国に広く生息しており、5月〜10月頃にかけて活動している小型のスズメバチです。
他の大型の蜂よりは小型ですが、働き蜂が約2.5cm・女王蜂が約3cmと、キイロスズメバチよりは少し大きめです。体色は濃いオレンジ色で、腹部はオレンジと黒のしま模様が目立ちます。見た目はオオスズメバチと似ていますが、大きさが倍以上違うので判別しやすいでしょう。
コガタスズメバチはスズメバチの中では比較的おとなしい性格で、巣に近づいても攻撃してこないという例もありますが、巣を壊すような刺激を与えてしまうと集団で反撃してくる傾向にあります。小型ではありますが、刺された時の痛み・毒性は強いので遭遇した際は十分に注意しましょう。
巣を作り始めた初期の頃は、フラスコを逆さにしたような形をしており、成長に伴いボール状へと変化します。巣は木の枝や軒下に吊り下げられて作られ、成長すると直径30cm程度まで大きくなることがあります。
モンスズメバチは、体長約3cmとスズメバチの中でも大きく、攻撃性も高い危険な蜂です。黒色の胴体に黄褐色のしま模様があり、腹部は波模様にも見えるでしょう。モンスズメバチ最大の特徴は、昼間だけでなく夜間も活動することです。他の種類の蜂とは少し異なる体の作りになっているため、夜でも光を感知して活動できるようになっています。蜂駆除は活動がおとなしくなる夜間に行うことが通常は推奨されていますが、モンスズメバチに関しては夜間の駆除も難しいです。また、モンスズメバチは肉食であり、セミやクモ、特に他の種類の蜂を好んで捕食します。加えて、巣が狭くなると広い場所に引っ越す習性もあります。
モンスズメバチはキイロスズメバチ同様に攻撃性が高い種類で、巣に近づくだけで仲間を呼び攻撃を仕掛けてきます。
毒性もキイロスズメバチに次いで強いので、刺激を与えないように気をつけましょう。
モンスズメバチは木の洞や建物の隙間、屋根裏など人目のつかない隠れた場所に巣を作ります。巣は釣鐘型で下部に出入りのための穴が空いています。1ヶ月で30〜50cmほどの大きさまで成長します。
ヒメスズメバチは比較的おとなしい性格で、攻撃性が低いスズメバチです。
体長は2.5cm〜3.5cmとかなり大きく、オオスズメバチと間違えられることも多いです。しかし、人に対して積極的に攻撃を仕掛けることはほとんど無いため、オオスズメバチほど警戒する必要はありません。見分ける際のポイントとはお尻の色です。他の種類のスズメバチのお尻は黄色ですが、ヒメスズメバチだけはお尻の先端が黒色になっています。
特徴としては、アシナガバチの幼虫や蛹を食べるため、アシナガバチの幼虫が多い時期に活動し、巣を集中的に襲うことです。
攻撃性が低いとはいえ、自ら攻撃を仕掛けると反撃される可能性はあります。毒性はあまり強くはありませんが、針が太いため刺されると痛みがかなり強いでしょう。
ヒメスズメバチの巣はモンスズメバチ同様に、人目のつかない場所に作られます。きのこの笠のような形をしており、巣の中身がはみ出して見えるのが特徴的です。
オオスズメバチは、日本国内で最も大型かつ危険性が高いスズメバチです。
働き蜂は3〜4cm、女王蜂は4〜5cmにもなる大きな体には、鋭い針と強力な毒を備えられており、スズメバチの中でも最強の種とされています。オオスズメバチは縄張り意識が非常に強く、巣の周辺を飛び回っています。巣に近づく足音や物音がしただけでも威嚇を行い、場合によっては攻撃してくるでしょう。攻撃性が強く危険な部類に入るキイロスズメバチを餌にしているほどなので、人間が不用意に近づくのは極めて危険です。巣を刺激すると、警戒フェロモンを放って働き蜂が集団で襲撃してくるため、巣に近づかないことが重要です。
オオスズメバチの巣を発見した場合は、専門業者に駆除を依頼することを強くおすすめします。
オオスズメバチは、土の中や木の洞に巣を作ることが多いです。目につきにくい場所にあるため、気づかずに近づいてしまい攻撃されることがあります。周囲をオオスズメバチが飛び回っている場合は、十分に注意しましょう。
スズメバチの巣を見つけた際は、巣に近づかず静かにその場から離れましょう。スズメバチの種類によっては、巣を守るために集団で襲ってくることがありますので、巣に近づかないことが大切です。また、大きな物音を出したり振動を与えるなど蜂に刺激を与えるような行動も控えましょう。
蜂の種類によっては、自力で蜂の巣を駆除することができますが、スズメバチの場合、自力での対応は危険です。スズメバチはミツバチと違い、1度針を刺しても針が取れないので、何度も刺して攻撃してきます。また、刺されるとアナフィラキシーショックを起こすリスクなども考えられます。
したがって、スズメバチの駆除は専門業者に依頼することを強くおすすめします。専門業者は装備と知識を持ち、確実かつ安全に巣を取り除くことができます。
今回は、スズメバチの種類や見分け方、それぞれのスズメバチの巣に特徴はあるのかご紹介しました。
スズメバチは種類によって大きさ・色・巣の形などが異なります。代表的な種類としては、キイロスズメバチ・コガタスズメバチ・モンスズメバチ・ヒメスズメバチ・オオスズメバチなどが挙げられ、キイロスズメバチ・モンスズメバチ・オオスズメバチは攻撃性が高く危険な種類のスズメバチとされています。
スズメバチの巣を自力で駆除するのは非常に危険です。巣を見つけた場合は、専門業者に駆除を依頼しましょう。
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