老人ホームでの遺品整理の注意点や流れについて

老人ホームに入居している親族が亡くなった場合、入居時に利用していた遺品を処分する必要が出てきます。

ただ、処分といっても日常使用していたもの以外にも相続に関わるものや金品など様々な遺品を整理する必要が出てきます。

今までに遺品整理の経験が無い場合、何が必要で何が必要ないものなのかは分かりかねますよね。そこでここでは老人ホームでの遺品整理の流れや注意点などについてご紹介したいと思います。

最後まで読んでいただくことで安心して老人ホームでも遺品整理を進めることができる様になるはずです。

老人ホームでの遺品整理の流れ

老人ホームでの遺品整理でも基本的には通常の遺品整理の流れと同じになります。

相続に関する遺品を分ける

遺品整理をする際にまず押さえておきたいのが、相続の関する書類です。

相続に関係するものは期日が決められていることも多いので、忘れずに手続きを完了させておきたいものです。

主に相続に関する書類としては、

• ［銀行通帳］
• ［有価証券］
• ［生命保険の証書］
• ［不動産等の登記簿］

がこれに当たります。

任意後見制度や家族信託などを利用している場合は事前に相続に関する情報は把握しているはずですので、安心だと思います。

しかし、そうでない場合は少なくとも上記の書類は整理の際に分けておく様にしましょう。

形見分けする

故人の使用していた金品や価値の高いものは家族、親族間で形見分けをすることもできます。

ただ、形見分けは金銭が絡んでくることも多いので、高価なものなどは現金化して相続人に分配することも最近は多い様です。

形見分けは生前、故人と親交のあった方も参加することができますのでトラブルを回避するために親族間だけで話し合っておくのも良いかもしれません。

必要ない不用品を処分

相続に関する遺品を整理し、形見分けを行った後、不用品を処分します。

老人ホームで遺品整理を行う際の注意点

ここからは老人ホームでの遺品整理する際の注意点についてもご紹介していきたいと思います。

貴重品を誤って処分しない

急いで遺品整理をするあまり貴重品を誤って処分しない様にしましょう。

遺品整理をしたことのない方からすると中々思う様に進まないことも珍しくはありません。

落ち着いて整理するようにしましょう。

スピードを意識する

老人ホームでの遺品整理は自宅での遺品整理とは違い少し特殊です。なぜなら老人ホームは1日毎に料金計算されることが多いためです。

整理に時間をかけすぎて超過料金を支払わなくて良いように、スピードを意識した遺品整理を心がけるようにしたいものです。

入居者への配慮を忘れない

老人ホームにはご存知の通り高齢者がたくさん入居しています。

故人が生前、親交のあった方もいらっしゃるかもしれません。仮に訃報を知らせなかった場合でもスタッフが慌ただしく移動していると何かしらあったのではないかと察してしまうはずです。

入居者のメンタルも考慮する必要はあるかと思います。

老人ホームで遺品整理をスムーズに行うためには？

老人ホームで遺品整理をスムーズに行うためには主に以下の２点を意識しておくと良いかと思います。

生前整理をしておく

事前に生前整理を行っておくことで、万が一の事態にも備えることができます。

また先述したように任意後見制度や家族信託などを利用して相続に関する書類をあらかじめ把握しておくことも有効かもしれません。

遺品整理業者に相談する

遺品整理士の免許を持つ業者に依頼するのも一つの策です。遺品整理士はその名の通り遺品整理のプロですので的確に遺品を整理することが可能です。

故人の遺品を整理することで中々前に進まないことも稀ではありません。

その様な時でも遺品整理士に依頼することで整理がスムーズに行うことができるはずです。

まとめ

今回は老人ホームで遺品整理を行う際の流れや注意点についてご紹介しました。

ポイントをしっかり抑えることで慣れない遺品整理もスムーズに行うことができるでしょう。

どうしても悩んだ時は我々のような業者にご依頼いただくことで安心して遺品整理を行うことができるはずです。