089-992-9581
受付時間 8:00~18:00
089-992-9581
受付時間 8:00~18:00
寒い時期になるとスズメバチの巣はある理由によって空っぽになります。しかし、空っぽになったからと言ってむやみに近づくのは危険です。
理由は、空っぽと言いつつ中にスズメバチが残っている可能性も0ではないためです。ではそんな空っぽになったスズメバチの巣は放置しても良いのか?それとも撤去したほうがいいのか?
その辺りの疑問についても見ていくことにしましょう。冬場にスズメバチの巣を発見した時の参考にしていただければ幸いです。
スズメバチは冬になると寿命のため死んでしまいます。とはいっても冬になって死んでしまうスズメバチは春夏秋に活躍した女王バチや働きバチで、次年度の女王バチは冬眠して寒い冬を乗り越えます。
そして春になる4月頃からは、冬眠していた新しい女王バチが冬眠から目覚め、新しい蜂の巣と、働きバチの育成に勤しむこととなります。
そのため、冬の時期のスズメバチの巣というのは基本的には空っぽの状態になるのです。
こう聞くと、
「空っぽになってるんだったら自分でも撤去できそうだな」
この様に思ってしまいがちですが、今までに蜂の巣の駆除を経験したことのない人は決して自分で撤去するということは避ける様にしてください。
空っぽになっているとは言え、巣の周辺にスズメバチが潜んでいる可能性があるだけでなく、巣の中にスズメバチの残党が潜んでいる可能性も0ではないからです。
つまり空っぽとなったスズメバチの巣ではありますが、危険性が少し下がっただけで、安全になったというわけではないのです。
そして次年度の新女王バチであるスズメバチは土の中や※朽木(きゅうぼく)など、寒さを凌ぐことができる場所で冬を越します。
※朽木・・・腐った木や朽ちた木。
ではそんな空っぽになったスズメバチの巣は放置しててもいいのでしょうか?それともやはり撤去したほうがいいのでしょうか?
結論から言うと空っぽになったスズメバチの巣も撤去対象になります。と言うのも翌年の新女王バチは空っぽになった巣を再利用することはありませんが、その他のハチ(アシナガバチ等)などが住み着いてしまう可能性があるためです。
またそれだけではなく新女王バチが新しい巣作りの材料にする可能性もあります。そしてそこに巣があると言うことはスズメバチにとって安全な場所であったと認識されるので、近くにまた、新しい巣を作り出す可能性すらあります。
その為、空っぽになった巣であったとしても放置するのではなく撤去するのが得策と言えるのです。では、そんな空っぽになったスズメバチの巣を撤去したとして、その後、同じ場所に巣作りを防ぐためにはどんな予防策があるのでしょうか。
一度スズメバチの巣が作られた場所というのは、スズメバチからしても安全性の高い場所と認識されている可能性があります。
そのため、スズメバチの巣を撤去した場所には殺虫スプレーをかけるだけでなく、スズメバチトラップや防虫ネット、モクサクエキなどを利用することで巣作りの再発を防ぐことが出来る可能性があります。
殺虫スプレーなどは使用後、約1週間程度はスズメバチも寄り付かなくなるので、手軽さという点ではおすすめです。
殺虫スプレーを使用する場合は、液だれするくらいしっかりと噴射しておくと良いでしょう。
今回はスズメバチの巣について紹介しました。
冬の寒い時期はスズメバチの巣も空っぽになりますが、安全だとは言い切れませんので出来るだけ早く我々のようなプロに巣の撤去を任せるほうが安心です。
くれぐれもご自身の独自の判断だけで撤去することのないように注意して下さい。
コメント